ウォーターケフィアを育てる際の水質についてのレポート
今回はウォーターケフィアを育てる際の水質についてがテーマです。ウォーターケフィアの成長スピードは水質や温度、砂糖の種類など、様々な要因により変化します。
今回はその中でも水質に着目したいと思います。
実は、日本全国の水道水の水質はすべて同じではありません。国内の水は軟水と言われています。しかしその軟水のなかでも、「東京の水は不味い」とか「田舎の水はおいしい」などと表現することがありますが、まさにその通りで、地域により差があります。
我が家では普段からウォーターケフィアの培養には、浄水器に通した水道水を使用して育てています。特に、私の住んでいる地域は国内でも超軟水といわれる地域。いつもよく育っていることを考えると、軟水はウォーターケフィアの成長に向いているのでしょうか?
ウォーターケフィアはとても強い菌なので、どこでも生きていけるたくましさがあります。超軟水地域の水道浄水でよく育つからと言って、軟水が良いとは言い切れません。
そこで、浄水器を通した水道水を使用した場合と、硬水のミネラルウォーター(コントレックス)を使用した場合、どのような差がでるのでしょうか?実験してみました。
浄水とコントレックスを比較してみました
同じ条件で水だけ違うものを用意しました。
左がコントレックスで育てたもの。右が浄水で育てたもの。
48時間経過した時の写真です。
右の浄水のほうがよく成長しています。
一見、浄水のほうが向いていると結論付けたくなる結果ですが、そうとも言い切れません。ミネラルウォーターと水道水では、そもそも、軟水・硬水以外にも含有成分が違いますね。それに、もしかしたらこれは軟水から急に硬水に変化したという、環境の変化により、コントレックスで育てたウォーターケフィアの成長が緩やかになったのかもしれません。
この実験だけでは、どちらとも言えない結果になってしまいましたが、少なくとも、スピードは違えどどちらも発酵が進んでいます。
今後、コントレックスでの発酵を複数回、続けてみて、どんな変化があるのか、引き続き実験してみようと思います!
今回はここまで。ありがとうございました!
追記:コントレックスも増えるようになってきた。
コントレックスで育てていたウォーターケフィア。成長スピードがゆっくりでしたが、数回、砂糖水替えを経過したところ、一回の発酵で浄水と同じぐらいの量に増えるようになりました。
同じ濃度の黒糖水と同じ量のウォーターケフィアで常温発酵をスタート。
初めは一枚目の写真のとおり、成長のスピードが明らかに違いましたが、複数回の発酵で、一度に成長する量が同じぐらいになりました。
ウォーターケフィアとは?
ウォーターケフィアとは菌類の一種で、育てながら乳酸菌や酵母菌が豊富なドリンクを作ることができます。そのままでも飲めますがフルーツとブレンドして二次発酵させるとシャンパンやビールのように発泡し、爽やかで、美味しいケフィアドリンクになります。
生育は本当に簡単!育て方や購入方法が気になった方は下記のリンクをご覧下さいませ。
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