「強い炭酸のウォーターケフィアソーダを飲みたいがどうすればいいか?」
という趣旨のご質問をいただきました。下記にお答えしていきます。
ウォーターケフィアグレインの二次発酵ソーダ、美味しいですよね。私もあの炭酸がとても好きです。微炭酸のものから、強い炭酸のものまで、確かに作り方によって、まちまちの結果になります。
強い炭酸を作る条件4つ
強い炭酸を作るには、
- 二次発酵方式で常温発酵48時間
- すりおろし、又は100%ジュースを使う
- ペットボトルで作る
- ガス抜きの回数を減らす
この4つがポイントになります。それでは、この4つのポイントについて解説します。
なぜ、ジュースを使い、二次発酵方式を常温48時間か?
まず第一に、ドライフルーツを使ったウォーターケフィアは、微炭酸になる傾向があります。それに比べて、生のフルーツの生絞りやすりおろし、100%ジュースを使用した場合は、炭酸が強くなる傾向にあります。だからなるべく、強い炭酸を作りたい場合は、生のフルーツのすりおろしやジュースを使うほうが良いのです。
そして、なぜ二次発酵方式をとるかというと、培養液に直接フルーツを入れる方法にはデメリットが多いからです。どのようなデメリットかというと、発酵後に噴出した場合、ケフィアグレインそのものが、流れ出ていってしまう可能性がありますし、フルーツを入れた後はフルーツのカケラが培養液に残ってしまいがちで、すべてを取り除くことが困難です。それに、強炭酸を作るにはペットボトルでの密閉が必要なので、密閉をしない培養液方式の場合は不向きです。
上記のようなデメリットがないのが、二次発酵方式です。ウォターケフィアグレイン(粒々)と、ウォーターケイファ液を分けて使うので安心です。48時間じっくり常温発酵することで、しっかりとガスが発生します。それ以上置いてしまうと、味が酸っぱくなりすぎたり、爆発の危険があります。
ガス抜きの回数とペットボトル
ガス抜きの回数を減らすのは、もちろんガスをため込むためですね。そして、それにはしっかりと強度のある炭酸飲料用のペットボトルが必要です。ペットボトルが強度の弱いものを使用すると、変形したり、そこが丸く膨らんでペットボトルが倒れたりします。
だけど、常温のウォーターケフィアソーダは吹きこぼれる
けれども、常温発酵後のソーダは、開封したとたん、しゅわーーー!っと泡がどんどん上がってきて、半分以上吹きこぼれてしまうということも、よくあります。
そういった事態を防止するためには、冷蔵庫に入れて飲む前に冷やすと、炭酸が抑えられ、吹きこぼれ防止になる、という記事を以前書きました。
けれども、そうすると、炭酸が抑えられてしまい、あの常温の時のすごい勢いの炭酸は、若干弱くなってしまいます。
あの勢いの素晴らしい強い炭酸を維持したまま飲んでみたい!というお気持ち、とてもよくわかります!!
ではどうすればいいでしょうか?
ボトルの半分、飲み切り量で作り、氷をグラスに入れて。
答えは簡単。上記のポイントを押さえたうえで、半分の量で作りましょう。
そして、氷に注げばOK。
ボトルの半分程度の量で作って、ボトル上部に空間をあけておくようにします。そうすれば、泡が上がってくるまでに少し余裕がありますね。こうすることで、吹きこぼれるのを防止できます。そして、常温のまま長期間置いておくことはできませんので、飲み切り量で作ることも大切です。ペットボトル半分250㏄なら、ちょうどいい量ですね。
それから、焦らずゆっくりガスを抜きながらそーっと開けること。
ガスを抜きながら開けるときは、1分ぐらい、少しだけ開封して少しずつ空気が抜けるようにします。ある程度ガスが抜けると、泡が上がってくるのが落ち着いてきます。思ったよりも時間がかかると思いますので、どうぞゆっくり開けてください。
さあ、いよいよ氷に注ぎます。
常温のままの強炭酸のケフィアソーダ。はやり冷たいものを頂きたいですよね。
少なめの氷に、常温のままのウォーターケフィアソーダを注いでみて下さい。強いソーダ感、きめ細やかな泡が楽しめることでしょう!
以上、皆様のご参考になれば幸いです。ありがとうございました。
ウォーターケフィアとは?
ウォーターケフィアとは菌類の一種で、育てながら乳酸菌や酵母菌が豊富なドリンクを作ることができます。そのままでも飲めますがフルーツとブレンドして二次発酵させるとシャンパンやビールのように発泡し、爽やかで、美味しいケフィアドリンクになります。
生育は本当に簡単!育て方や購入方法が気になった方は下記のリンクをご覧下さいませ。
コメント